# ものすごく、遅ればせながら。
CBCNET主催のアート・デザインカンファレンス「APMT4」のために来日したGraffiti Research Lab。
前日(土曜日)、中目黒〜渋谷でのパフォーマンス(Laser Tag)に参加し、雨が降って反応も悪かったものの、何とかスクランブル交差点でも成功することができました。
APMTでの発表では、いままでの活動やそれらの背景について語られていました。
グラフィティにはもともとハッキング的要素があり、近年banksyに代表される作品はそれが顕著に表れていて、そのプレゼンテーション含めて現代美術への接続にも成功しています。
その意味で、今回のGRLも同じ文脈で語られることが多いのですが、風変わりなのはオープンソースへのアプローチです。上のLaser Tagを実現するソフトウェアをオープンソースとして公開し、誰もが街の中で擬似的にグラフィティを描くことができるような環境を提供しています。
Evanさん(GRLのメンバー)の発表の中でも、グラフィティとオープンソースコミュニティがつながるともっと面白い、というようなことを仰っていて、領域を横断して考えることができる人が好きなぼくには、とても印象に残る発言でした。
Laser Tagは街も汚さないしインパクトもあって、グラフィティ門外漢には単に壁に描くよりも効果的なアプローチだなあと思うのですが、こういう話でいつも思い出すのが一番下に引用しているニュースです。これは数年前に見かけた記事なのですが、広告付きのベンチが京都市内のバス停に無許可で置かれており、市民からは便利とされているが、違法である、というものでした。
置いた人はおそらく便利だから設置したのでしょうが、これによって法律と住民の利便性の矛盾を鮮やかに?描いていて、グラフィティが持つハッキング的要素は何も壁に描かずとも実現できるのだなと思ったのを思い出します。
バス停に置かれている広告付きの無許可ベンチ(京都市左京区) 京都市内の
バス停に、広告付きのベンチが無許可で多数置かれており、市が撤去するべき
かどうか頭を悩ませている。「無許可ベンチ」は通行の妨げになるうえ、市が
力を入れている景観保全の観点からも問題視されている。一方で、バス利用客から
は「便利」との声もあり、対応に苦慮している。市交通局によると、無許可ベンチは、バス停1カ所に1−7個ほど置かれてい
る。背もたれに「学生ローン」「信用融資」など金融関係の広告が掲示されて
いる場合が多い。交通局は「数は調査中だが、相当数ある」とみている。こうしたベンチのほとんどは、設置者が誰なのかが不明だ。老朽化すれば
利用客がけがをする可能性もあるほか、路上の点字ブロックを覆っているケー
スもあるという。市は「バス停のベンチはバス事業者にしか許可していない」(道路管理課)と
説明しており、無許可ベンチは、道路占有を禁じた道路法にも違反する「
違法ベンチ」の疑いもある。ベンチに掲示されている広告も、市への申請がないと市屋外広告物条例にも
違反する。市風致保全課は「景観保全の点からも、無許可ベンチは問題」と
指摘する。市は、老朽化して使用不能な無許可ベンチは順次、撤去している。ただ、
使用可能なベンチについては「無理に撤去すると利用者からクレームがくるか
もしれない」(建設局)と強制撤去には踏み切っていない。交通局は「市のベ
ンチに取り換えていけるか、予算も含めて検討中」としている。

